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食後高血糖を改善する

境界型でも安心してはいけない

境界型の血糖値でも安心できません

血糖値が境界型の数値にある人は、糖尿病予備群であることを自覚し、食生活の改善や運動不足解消の努力をして、糖尿病を発症しないように注意しなければなりません。
「予備軍」という言葉の捉えかたは人それぞれで、「予備軍だから、まだ大丈夫」と軽く考え、まったく改善努力をしない人もいます。
しかし、そのような人の体内では、静かに、そして確実に、糖尿病発症リスクが高まっていくのです。

糖尿病になると、合併症に悩まされる可能性があります。
主な合併症として、網膜症、腎症、神経障害があげられます。
人工透析が必要になった人の原因のトップは、糖尿病による腎症で、全体の半分近くを占めています。人工透析は、週に3回ほどの通院を必要としますし、時間もかかります。

また、糖尿病の治療は、服薬のほか、インスリン注射を毎日行わなければならず、定期的な通院も当然必要になります。

血糖値が境界型で、さらに肥満、高血圧、高脂血症の状態にある人は、特に注意しなければなりません。
いまは大きな問題がなくても、体内では動脈硬化が進んでいる可能性が高いからです。
動脈硬化が進むと、心臓病や脳卒中になるリスクも高くなります。

これらの生活習慣病は、言うまでもなく命の危険にも関係します。手術などの治療が間に合って命をとりとめても、後遺症が出たり、長期間にわたる通院が必要になるなど、大きな負担が残ります。
また、仕事も思うようにできなくなれば、経済的な負担も重くなります。

境界型(糖尿病予備軍)であることがわかった時点で、同時に動脈硬化症になっている可能性が高いと言えます。
糖尿病はもちろん、その他の重大な病気に発展しないように気をつけなさいというサインと捉え、すぐに生活習慣を改善しましょう。